TRUEBODYMAKESパーソナルトレーニングでは、豊富な実践経験に基づいた精度の高いボディメイクを提供しています。
人のボディデザインや機能は、多くの要素が絡み合った末に現在がつくられます。
ですので、本当の意味での根本的な結果を得るためには、その要素のひとつひとつを丁寧に改善していくことが重要なのですが、そうなると、どうしても簡単に説明するということが難しくなります。
しかし中にはとりあえずわかりやすく、すぐできる方法を教えてというご意見もありまして、今回はそういったご要望にお応えするかたちで、女性のための自宅でできるボディメイクを紹介します。
女性自宅ボディメイク①|小顔効果エクササイズ
春夏は特に露出部分が多い服を着る機会が増えてきます。
そんなときまず眼が行くのは、首すじや鎖骨まわりのデコルテラインですね。
顔、首まわりをすっきり見せるちょっとしたテクニック、デコルテラインを整えるのは小顔に見せる技でもあります。
- 1. 目線を高く保ち、あごは浮かないように正面を向きます。
- 2. 耳の下あたり(図の◯部分)を矢印の方向へ引き上げるようなイメージで、首を長く保ちます。
- 3. 肩は脱力し、やや下げておくようにします。
- 4. この状態の姿勢を覚えておきましょう。
(注意:決して力んではいけません)
いかかでしょう。簡単にお伝えできたでしょうか。
これだけでも、鎖骨まわりにハリが生まれスッキリとした印象になります。
首横にある胸鎖乳突筋(ビンク枠の筋肉)のラインが現れ、首筋が細く長く引き締まる効果が期待できます。
特に首が前に出ている人は、この姿勢を取るだけで小顔に見える視覚効果が得られます。
慣れるまでは、意識することが必要ですが、こういう意識づけをしているうちに骨格が正しい位置に戻り、いずれは無意識下でも正常な首のラインをキープできるようなれば理想です。
もう少し具体的に詳しく知りたい方は、この先も読んでみてください。
デコルテラインをキレイに見せる筋肉の解説
首を長く伸ばすためには、首を支える胸鎖乳突筋や脊柱起立筋などがバランスよく働いている必要があります。
猫背の人や、スマホ、パソコンの使用時間が長い人は首が前に倒れて、これらの筋肉が緩んでいたり、過度に緊張したりしています。
頭が前に出ると正面から見て首が短く見えます。遠近法のおかげで顔が大きく見える。これでは損をしていると言えますね。
胸鎖乳突筋という筋肉は、鎖骨や胸骨にくっついています。
胸鎖乳突筋が緩まずに適度な収縮が保たれていると、鎖骨が上向きになります。
後ほど説明しますが、鎖骨が上向きになることは、胸全体の筋肉にもハリが生まれバストアップにもつながります。
鎖骨に触れながら、首を猫背姿勢のようにしたり、正しい位置に戻してみたりしてください。
わずかに鎖骨が上下するのが確認できます。
鎖骨が上に持ち上げられると一緒に、胸の筋肉もじわりと上に伸ばされるのも感じられるでしょう。
首の位置を意識すると、とりあえずデコルテラインをキレイに見せることができます。
つづいてデコルテラインと隣り合って関連している、バストアップ効果エクササイズをご紹介します。
女性自宅ボディメイク②|バストアップ効果エクササイズ
寒い時期は、どうしても体が反射的に縮こまり猫背な姿勢になりがちなものです。
肩をすくめて歩くことは、美的にも頼りなく自信なさげに見えるうえに、首周辺の緊張と冷えがプラスされて、肩こりや首まわりのだるさにもつながります。
上半身をしっかりと起こす姿勢を保つことは、バストアップ効果や肩こり解消も期待できます。
- 1.頭が天井から吊られているようなイメージで、首を長く保つようにします。
- 2. 鼻から肺に空気を吸い込むイメージで呼吸してみましょう。連動して両肩が内側下に引き締まるのがわかると思います。
- 3. 一度眼を閉じてこのバランスを感じ、そのまま維持してみましょう。
(アゴは上げないこと。首の筋肉が軽くひきしまるのが感じられます)
(と同時にわずかに胸がひきしまり、上に持ち上げられます)
(注意:決して力んではいけません)
肩が上がった左図の姿勢を、ちょっとした動きによって右図のよい姿勢に近づすけることができます。
胸元が広く、バストが引き上がった印象の姿勢になればエクササイズは成功です。
ここではさまざまな筋群が複雑に関与しますので、それぞれの筋肉名や説明はあえて避けますが、胸を上向きに支えてくれる筋肉群は、肩や肩甲骨、鎖骨が上がった状態では緩るみ、それらを下げるときは引き締まります。
小顔効果デコルテラインエクササイズと併せて考えますと、鎖骨は体の中心に向かって下がり、角度は上向きになることが、美しい上半身のラインにつながります。
女性の自宅ボディメイク まとめ
オフィスでパソコン仕事が多い人や、猫背の人、体幹部や足腰の筋群が弱い人は、無意識のうちに首周辺に力が入るクセがあります。
首周辺の筋肉に偏った力みが入ることにより、肩甲骨が引っ張られて引き上げられ、胸を上向きする筋群の働きが低下する傾向にあります。
その結果、バストラインが広がって下向きになる残念なことに。
逆に、首や肩をリラックスさせて適度な位置に保つと、肩は引き下げられ肋骨は上向きになります。
それに伴って腹筋群もさまざまな方向から収縮するので、ウエストも引き締まります。
身体は全てつながってますので、一箇所を正しく修正するとほかの場所にも良い影響が出始めます。
ダンサーやモデルなど人前で美しさを表現する人は、肩・肩甲骨・鎖骨の位置が正常であり、それらの関節をどのような位置に動かすとよいのかを身につけています。
こういった全身への意識や感覚を磨くことは、ボディメイクにおいてとても大切なことです。
実際にしっかりとしたボディメイクを行うには、もっとカラダの奥深くの部分や、全体の運動の伝わり方を整えるトレーニングなどを時間をかけて行う必要があります。
ですので本当のところは簡単にというわけにはいきませんが、写真を撮るときなど、とりあえず自分をキレイに見せたい時は、ちょっとしたボディメイキングを施すことで、印象を変える事はできます。
今回はプチボディメイク講座ということで、自宅できる女性のためのお手軽入門テクニックをご紹介しました。
ぜひ鏡の前でトライしてみてください。
女性ボディメイクについての詳しくはこちらの記事も参照ください。