ここ数週間のうちに世界中が動乱に揺れています。
首脳や要職の辞任が相次ぎ、各国で大規模なデモが起きています。
中でもオランダの農民デモは、今世界で起きていることを読み解くトピックとも言われています。
日本でもとても痛ましい事件が報じられました。
世界視点では終了化と反証が進むコロナも、日本では再燃しているようでもありますが、これだけ検証が進むと、根本的なところから疑問を感じている人も多いかと思います。
厚労省によるデータ改ざんの公表などもありましたし、
7月24日には世界一の対策を行なってきた日本の新規感染者数が世界一となりました。
(引用:ジョンズ・ホプキンス大学 Coronavirus Resource Center )
さまざまな事情があるかと推察されますが、現状として、一般的な報道に整合性を求めすぎるのは無理があるのかもしれません。
令和4年7月28日現在、ここ28日間の日本のコロナ死亡率は0.0336パーセントです。
(引用:ジョンズ・ホプキンス大学 Coronavirus Resource Center )
今大切なのは、情報に対して受け身になるのではなく、いろいろな角度から自分なりに調べ判断し、
そしてそれぞれの判断や状況を尊重し合うことではないでしょうか。
大転換期の今、これからも今までの価値観が覆されるような知らせが続くことが予想されます。
大変な時代ではありますが、ぶれることのない自分軸を持つ強さ、
そして身近な人に対する思いやり、出会った人、一期一会における優しさを忘れずに生きることが必要とされているように思います。
今回はそんな強さと優しさを感じさせてくれる人と出会ったことを中心に書きます。
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唐突ですが、僕のリフレッシュ法は有酸素運動です。
水と着替えを背負って、誰の目を気にすることもなくのびのびと気の向くままに都内を走ります。
トレーニング意識はなく純粋に楽しみながらです。
実は都内は緑が多く、場所を選べば木々が生み出す新鮮な酸素を十分に取りこむことができます。
新宿御苑→神宮外苑→元赤坂→皇居外苑まわり周回コースが基本ですが、気分によってそこから派生して徒然なるままに走るのです。
ちなみに僕は標識フェチです。青い空と白い雲にシンクロした標識をみるとやけにテンションが上がります。
最近のお気に入りはドコモシェアサイクルの併用です。
都内のいたるところにステーションがあり、乗り捨て可能。
その瞬間の閃きでランと自転車を切り替えるのがとても気持ちいいのです。
アシストもついているので、あっという間に移動できますし、千駄ヶ谷の東京体育館プールを利用すれば三種類の有酸素運動を心ゆくまで堪能できますね。
夏の太陽の下で風を切ってカラダを動かすと、地球と調和している喜びと実感がこみ上げてきます ^ ^
日本はいい国だなと改めて感じます。
これは某所(確か品川あたり)で撮った画像です。
ある程度以上の時間有酸素運動を続けると、エンドルフィンやドーパミン、セロトニンなどの脳内麻薬も分泌されますので、
このくらいの虹でも神秘との遭遇のように感じてしまいます。
そんなわけで運動だけでもかなり楽しいのですが、終わった後もさらなる幸福が待っています。
そう、ご飯とお風呂です。
だいたい3、4時間走りまわると満足です。そして運動後のご飯とお風呂は何物にも変え難いのです。
運動後の外食は和食に限るのですが、この有酸素運動をした後は自炊する余力はありません。
腹減ったーと呟きながら個人がやっている蕎麦屋さんや定食屋さんを探します。
それで1ヶ月ほど前に素敵なおかみさんとお店をみつけたのです。
ご迷惑がかかるといけないので、都内某所としておきます。
入り口にのれんがかかっているだけの小さなお店です。
外観に何の装飾もなく定食の種類がいくつか書いてあるのみ。
いい予感に従ってのれんをくぐり「こんにちは!やってますか?」と訊ねてみると、
店内はおかみさん(推定60〜70歳くらい)がひとり料理中。
テーブル席1つとカウンター席5つには誰もいない。
「あら、ごめんね。今日(お弁当の)仕出しの予約がたくさんでお店はやってないのよ」
「そうですか。。。」(お腹が空きすぎて落胆口調になっていたと思われる窪田&数秒の間。)
「・・・まあ、いいや入んな。そのかわりお味噌汁ぐらいしかつくれないから今あるものしか出せないよ!」
「わ。ありがとうございます!」
そんなファーストコンタクトなのですが、このおかみさんが自分の世界を持っていて、胆力と愛を感じさせるのです。
「あんたおいしそうに食べるわねえ」と言いながら小鉢やおかずを次々とおまけしてくれます。
そしてどれも本当においしい。
空腹MAXだからということもあるのかもしれませんが、僕の舌はカラダに悪い異物にはかなり敏感です。
なるべく余計な調味料や添加物を使わないとのことで薄味で素朴なおいしさなのです。
これは何回目かに行った時の、ゴーヤちゃんぷるとお魚弁当ですが、
「ほら、これも持ってきな!」といろいろなものを付け足してくれた画像です。
運動後の僕の食事は通常二人前が基本なのですが、これはおかずご飯とも特盛りな上に、さらにご飯とおかずとつけものその他が。
一部食べない方がよいもの(よいこのみなさんは果糖ぶどう糖液糖の清涼飲料水は避けましょう)もありますが、この際気にしない。
総額1000円。値段いつも適当です。
多分、利益はでていないと思いますし、もっと払おうとしても受け取ってくれない。
資本主義の原理を無視してますね。笑
なおかつ話もおもしろいのです。
なんでも鍵をかけないで買い物にでかけたりすると、勝手に店に入って冷蔵庫の中身をまな板に置いたり、椅子を逆さまにしていく愉快犯がいるらしい。
「警察に言っても何もしてくれないから(そりゃそうだ)今度隠れててとっ捕まえてやろうと思って」
などと癒しと笑いをいつも普通に提供してくれるのです。
「みんなに喜んでもらうのが嬉しいんだよ」と。
お店には多くのファンがいると思われ、売り切れや満席のこともしばしばですが、
「今日も運動してきたのかい?」と迎えてくれ「また来るんだよ!」と見送ってくれるおかみさんの顔をみたくなり、ついつい寄ってしまうのです。
おそらくのところ、彼女は生活や競争のために仕事をしていないと想像できます。
しかしそんなときこそ人の本質が現れるような気がします。
世の中いろいろありますが、究極のところ真実はいつも己の中にあり、そこにはやはり多くの宝物が溢れていると思います。
今、時代は激しく動いています。
僕個人としてはコロナ禍前の世の中が嫌いではなかったですし、早く戻ってくれないかなと願ったときもありました。
でもこの2年半の間、疑問に感じたことを調べたり学んだりするうちに、それまでの世界が多くの問題を抱え行き詰まっていたことを知りました。
コロナを含めさまざまな矛盾が噴き出し、明らかにされていくのはある種の必然だったのだと思いますし、
そして次にやってくる新しい世の中が素晴らしいものであると予感しています。
まだまだもう一山もふた山もありそうですが、今起きている混沌を乗り越えた後、「本当に自分がやりたいことは何か?」が問われる時代になるような気がしてなりません。
そのとき、おかみさんの生き方にヒントが隠されているように思うのは僕だけでしょうか。
おっと。入浴の心身健康上のメリットのことをはなすのを忘れてました。
またいつかさせてください。